【2022年最新】テニスのシティ・オープンのドロー表・放送日程
1969年から続くシティオープンですが、2011年までの大会名は「レッグ・メーソン・テニス・クラシック」でした。現名称は、冠スポンサーであるシティバンクグループにちなんでいます。
全米オープンに向けて約1カ月間、8月は北米でハードコートの大会が続きますが、シティオープンはその中の一つです。会場は、ワシントンD.C.の自然豊かな「ロック・クリーク公園」内に設けられています。また2011年からは男女共催大会となりました。
2022シティ・オープンのドロー表
男子


女子
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2022シティ・オープンの開催日程(大会スケジュール)と放送予定
2022年大会の試合日程は、7月30日~7月31日に予選、8月1日~8月7日に本戦が開催されます。
スケジュールの詳細と放送予定は以下の通りです。
ATP | WTA | 日本時間 | 放送予定(TV) | 放送予定(オンデマンド) |
---|---|---|---|---|
1R | 予選 |
8月2日(火)01:00~ |
--- | ATP: WOWOW WTA: --- |
2R | 1R | 8月3日(水)01:00~ | --- | ATP: WOWOW WTA: --- |
2R | 2R | 8月4日(木)01:00~ | --- | ATP: WOWOW WTA: --- |
3R | 3R | 8月5日(金)01:00~ | --- | ATP: WOWOW WTA: DAZN |
準々決勝 | 準々決勝 | 8月6日(土)01:00~ | --- | ATP: WOWOW WTA: DAZN |
準決勝 | 準決勝 | 8月7日(日)03:00~ | --- | ATP: WOWOW WTA: DAZN |
決勝 | 決勝 |
8月8日(月) |
--- | ATP: WOWOW WTA: DAZN |
シティオープンの概要
アメリカの首都・ワシントンD.C.で開催されるシティオープンは、全米オープン前に開催されるATP500の大会です。1969年に第一回が開催され、2011年からはATPと同じスケジュールでWTAも開催されるようになりました。ただし、2020年は新型コロナウィルス感染症の影響で中止となり、2021年はATPのみが行われました。
開催地 | ワシントンD.C(アメリカ) |
---|---|
会場 | ウィリアムH.G.フィッツジェラルド・テニスセンター |
サーフェス | ハード |
開催日程 | 8月第1週 |
獲得ポイント | ATP: 500ポイント WTA: 280ポイント |
獲得賞金 | 総額:約190万ドル(2021年) |
ドロー数 | シングルス:48、ダブルス:16 |
公式ウェブサイト | https://www.citiopentennis.com/ |
シティオープンの開催地/会場
ワシントンD.C.
シティオープンの開催都市のワシントンD.C.は、言わずと知れたアメリカ合衆国の首都です。首都とはいえ、人口は約70万人とそれほど多くはありません。価値ある建築物がたくさんあり、ホワイトハウスやペンタゴンなど政府関連の施設も揃っています。
市中心部にそびえ立つワシントン記念塔は、ワシントンD.C.のランドマークです。この周辺は、春になると8000本以上の桜が開花します。そのほとんどが、日本から贈られたソメイヨシノだとか。「全米桜祭り」という、日本から桜が贈られたことを記念するお祭りも開かれます。
ワシントン記念塔は「ナショナル・モール」という公園に立っているのですが、この他にも自然を生かした公園がいくつもあります。ただ木々があるだけの公園ではなく、博物館や建造物、スポーツ施設などが整備され、地元の人も観光客も集える魅力的な公園ばかりです。その中の一つ「ロック・クリーク公園」内に、シティオープンの会場があります。
ウィリアムH.G.フィッツジェラルド・テニスセンター
ロック・クリーク公園は、広大な峡谷と様々な施設が整った公園です。その中に、シティオープンの舞台となる「ウィリアムH.G.フィッツジェラルド・テニスセンター」があります。10面のハードコートと15面のクレーコートがあるテニス専用施設で、メインスタジアムの収容人数は7,500人です。

シティオープンが開かれる7月・8月のワシントンD.C.は、高温多湿になります。高温多湿により激しい雷雨が多発することもあり、シティオープンは悪天候で試合進行が乱れる大会としても知られています。
シティオープンの開催日程
例年、7月末から8月初めにかけて行われる大会です。2021年は、8月の第一週に開催されました。なお、2020年は新型コロナウィルス感染症により中止となっています。また2011年から男女共催でしたが、2021年はATPのみが行われました。
シティオープンのサーフェス
会場にはクレーコートも備わっていますが、シティオープンは屋外ハードコートで行われます。
シティオープンの獲得ポイント/獲得賞金
シティオープンで、優勝者・準優勝者が獲得できるポイントと賞金をご紹介します。
ATPツアー500
ATPツアーの中で、シティオープンはATP500大会に含まれます。優勝者には500ポイント、準優勝者には300ポイントが付与されます。また、2021年大会での賞金は、優勝者350,755ユーロ、準優勝者が178,500ユーロでした。
なお、ATP500とは、男子プロテニス協会「ATP(Association of Tennis Professionals)」が運営する大会です。トップ選手が参加する主なATPツアーは「グランドスラム」「ATPファイナルズ」「マスターズ1000」「ATP500」「ATP250」とあり、その中のATP500は年間13大会行われます。上位30位以内の選手(コミットメントプレーヤー)には、ATP500の13大会のうち4大会に出場義務があり、さらに全米オープン以降に行われる大会の中で少なくとも1大会に出場しなければなりません。全米オープン以降のATP500は、ジャパンオープンを含め4大会です。
WTA 250
女子の優勝者は280ポイント獲得できるWTA250の大会です。2020年までは「WTAインターナショナル」と呼ばれていました。2020年に予定されていたシティオープンの賞金総額は251,750ドルです。
女子テニス協会「WTA(Women's Tennis Association)」が運営する大会は2021年より、「グランドスラム」「WTAファイナルズ」「WTAエリート・トロフィー」「WTA1000」「WTA500」「WTA250」「WTA125K」にカテゴリー分けされています。
シティオープンのシングルス歴代優勝者
シティオープンの過去10年の優勝者をご紹介します。
男子
- 2021年-ヤニック・シンネル
- 2020年-開催なし
- 2019年-ニック・キリオス
- 2018年-アレクサンダー・ズベレフ
- 2017年-アレクサンダー・ズベレフ
- 2016年-ガエル・モンフィス
- 2015年-錦織圭
- 2014年-ミロシュ・ラオニッチ
- 2013年-フアン・マルティン・デル・ポトロ
- 2012年-アレクサンドル・ドルゴポロフ
女子
- 2021年-開催なし
- 2020年-開催なし
- 2019年-ジェシカ・ペグラ
- 2018年-スベトラーナ・クズネツォワ
- 2017年-エカテリーナ・マカロワ
- 2016年-ヤニナ・ウィックマイヤー
- 2015年-スローン・スティーブンス
- 2014年-スベトラーナ・クズネツォワ
- 2013年-マグダレナ・リバリコバ
- 2012年-マグダレナ・リバリコバ
シティオープンの名場面
2015年、シティオープンで優勝した錦織圭選手。この大会との相性はいいようで、2014年は準々決勝進出、優勝後翌年の2016年は欠場しましたが、2017年は準決勝、2018年は準々決勝まで進んでいます。2019年は欠場、2020年は中止だったため、2021年は3年ぶりの出場となりました。
そんな錦織選手を歓迎してか、2021年の大会前には、シティオープンの公式YouTubeチャンネルで「2015年チャンピオン(錦織圭)が戻ってくる」という動画も公開されました。2021年は準決勝でフルセットの末、惜しくも敗れましたが、見事に4強入りを果たしました。ツアーで4強入りしたのは2年4ヶ月ぶりでした。