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テニスの全豪オープン(オーストラリアン・オープン)とは

グランドスラム 四大大会 ATP WTA 車いすテニス 錦織
2021-06-24 更新
2020-06-24 作成
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テニスのシーズンが開幕して早々、大きな大会が待っています。それが、1月後半に始まる全豪オープンです。

全豪オープンとは

全豪オープンは、テニスの4大大会(グランドスラム)のひとつです。

男子シングルス・女子シングルス・男子ダブルス・女子ダブルス・ミックスダブルス・ジュニア・車いすテニスと、テニスのあらゆる種目が同時に行われます。トップ選手が一堂に会する大会です。

全豪オープンは四大大会で唯一、南半球の地で開催されます。ほとんどの選手が北半球から参加するため、移動の負担や時差などが影響するようですし、シーズン序盤でシーズン最初のグランドスラムなのでオフ中の調整具合の差も出ます。このような理由で、他の大会よりも番狂わせが多いと言われています。

エキサイティングな全豪オープン、1月の寒い日本を飛び出して観戦しに行きたいですね。そのときのために予習をしておきましょう。

全豪オープンの開催都市と会場

「全豪」という名の通り、全豪オープンはオーストラリアで開催される大会です。1月下旬から、2週間に渡って熱戦が繰り広げられます。

開催都市はメルボルンです。南半球の1月は、真夏。平均気温は25度前後なのでそれほど高くはありませんが、フェーン現象で40度以上になる日もあります。

そうした気候のため、熱中症対策として「エクストリーム・ヒート・ポリシー」という独自基準が導入されており、(一定基準に基づいて)酷暑と判断されたときには試合を中断したり、スタジアムの屋根を閉めたりといった対策がされます。

なお、開閉式の屋根を設置したのは、全豪オープンが最初です。

メルボルン

開催都市であるメルボルンは、シドニーに次いで国内第2の規模を誇ります。オーストラリアの南東に位置しています。

先述の通り、日中の平均気温は25度ですが、40度を超えることもあります。一方で、朝晩や雨の日は10度少しまで下がります。高温のため山火事が起こりやすく、まだ記憶に新しい2020年の全豪オープンは、長く続く深刻な山火事の影響もありました。

選手にとっては気温との戦いも伴う過酷な大会ですが、観客にとっても大変です。日中に照りつける日差しは強く、中継中には観客が体調不良を訴えてスタジアムの外に連れられる様子が映し出されることもしばしば。前日との気温差も一日の気温差も激しい全豪オープンの観戦には、どんな気候にも対応できる準備が必要です。

全豪オープンの会場はメルボルンの中心地に近いため、観光やショッピングにも便利です。せっかくオーストラリアまで行くのなら、観光も楽しみたいものですよね。

南半球最大のマーケットや高さ285mのスカイデッキ、オーストラリア最古の駅など見所がたくさんあります。レーンウェイと呼ばれる路地裏にも足を運んでください。穴場的なお店や風景に出合えるかもしれません。スポーツも盛んで、オージーフットボールやF1サーキット、競馬などが開催される施設や公園も整っています。

メルボルンから1~2時間ほど移動すれば、個性的な街や海などにも寄れます。車で1時間ほどのヤラバレーには、オーストラリアの動物たちのいる自然動物園がありますし、ブドウ畑の中のワイナリーでワインを堪能できます。メルボルンを拠点に、多彩な日帰り旅行も満喫できるのです。

メルボルン・パーク

全豪オープンの会場は、メルボルン・パークです。テニスだけの施設ではなく、大きな公園となっており、様々なスポーツ大会やイベントが開催されています。センターコートも、普段はイベント会場として利用されたり裏側を見られるガイドツアーがあったりします。

スタジアムや野外コートの間のエリアには、全豪オープン期間中にたくさんのブースが並びます。食事やアルコールを購入できるブース以外に、ゲームやライブなどを楽しめるところも。大人だけでなく、子どもが遊べるアトラクションもあり、ファミリーのレジャーとしても全豪オープンを楽しめます。

会場へのアクセスはトラムで

メルボルンの移動手段は、バスなどもありますが、トラム(路面電車)が便利です。各所に駅がありますから、ホテルからの利便性も抜群です。

市の中心地からメルボルン・パークまでは、直通のトラムで約5分です。なお、全豪オープンの開催期間中は、メルボルン・パークまで無料でトラムに乗ることができます。夜は、その日最後の試合終了時間から1時間ほど運行してくれるとのこと。

なお、少し遠いですが観光も兼ねて中心地から歩いて行くことも可能です。フリンダーズストリート駅からだと1kmちょっと。メルボルン・パーク自体がヤラ川沿いにあり、雨や暑すぎる日でなければ快適に歩けます。

全豪オープンの歴史

全豪オープンの前身の大会は1905年に始まりましたが、今のように「全豪オープン」となったのは1969年です。歴史がありながら、4大大会の中ではもっとも新しい大会と言えます。途中、世界大戦で中止になったり開催時期が変更になったりという経緯もあります。

1905年に始まったときは男子シングルスと男子ダブルスのみでした。女子が参加するようになったのは1922年からで、女子シングルス・女子ダブルス・ミックスダブルスも行われるように。2002年に、車いすテニスも加わりました。

メルボルンで開催されるようになったのは1972年からで、メルボルン・パークが会場となったのは1988年です。1987年までの全豪オープンはグラスコートでしたが、メルボルン・パークに移転してからハードコートが採用されています。

なお、グランドスラムのレベル向上のためにプロが参加するようになったのは、1968年のことです。これにより4大大会も、プロとアマチュアの両方が参加できるようになりました。これをオープン化と言います。

サーフェス

全豪オープンはのサーフェスは、ハードコートです。特徴のひとつである青いコートは、2008年から採用されました。

2008年当時から「プレクシクッション」という素材が使われていましたが、2020年大会から「グリーンセット・ワールドワイド」という素材に変更されています。グリーンセットは、スイス・インドアやパリマスターズ、ATPファイナルズ(ロンドン)といった大会も採用しています。

選手にとっては大きな違いですから、2020年以降トレンドが変わることがあるかもしれません。

各施設の名称と見どころ

同時進行で何試合も行われるため会場内には多くのコートがあり、それぞれに名前や番号が振られています。また、パブリックビューイングもあります。

ロッド・レーバー アリーナ

全豪オープンのセンターコートが「ロッド・レーバー アリーナ」です。年間グランドスラムを2回達成した地元の男子選手、ロッド・レーバーさんの名前が付けられています。

ロッド・レーバー アリーナには、プロテニスツアーで初めて開閉式の屋根が設置(1988年)されました。最大収容人数は14,820人。全部指定席となっています。

メルボルン アリーナ(旧:ハイセンス アリーナ)

ロッド・レーバー アリーナの次に大きいのが「メルボルン アリーナ」で、収容人数は10,500人です。以前はハイセンス・アリーナと呼ばれていましたが、命名権が変更となり「メルボルン アリーナ」となりました。

こちらも開閉式の屋根が導入されています。一部は指定席ですが、多くが自由席で、自由席エリアはグランドパス(会場内に入るための入場券)で入れます。

マーガレット・コート アリーナ

女子シングルスとミックスダブルスの2部門で年間グランドスラムの偉業を成し遂げかつ4大大会24勝という女子シングルス最多勝の記録を持つオーストラリア選手、マーガレット・スミス・コートさんの名前を冠したのが「マーガレット・コート アリーナ」です。

2015年に開閉式の屋根を付ける改修工事に伴い、収容人数が増えて7,500人が入れるようになりました。全席指定ですが、2週目はグランドパスでも入れるようになります。

ガーデン・スクエア

ロッド・レーバー アリーナ近くのトラムの停留所を降りてゲートを入ると、巨大なスクリーンが設置されている広場に出ます。ここがガーデン・スクエアです。

トップ選手の試合が映し出されるので、アリーナに入れなくても試合の興奮を味わうことができます。地元住民や各国の人たちと盛り上がれそうですね。

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監修
ゴンちゃん
テニスベア・アンバサダー
慶應義塾大学ではレギュラー2番手として、全日本学生テニス選手権大会や全日本大学対抗テニス王座決定試合で活躍。卒業後はYouTuberとして活躍し一躍有名に。2020年12月よりテニスベア・アンバサダーとしてテニスベアに参画。
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