テニスウェアやラケットのおすすめブランドまとめ
目次
テニスは歴史のある伝統的なスポーツです。また、ラケットだけでなくさまざまな道具を使用するスポーツということもあり、そのためさまざまなブランドが存在します。
テニス用品にはどんなブランドがあるのかわからない方、全身同じブランドでそろえたいけれど、どのブランドを選べばいいかわからない方は必見!自分にぴったりのブランドを見つけましょう!
テニスラケットを中心に展開するブランド
ウィルソン(Wilson)
ウィルソンは、アメリカの老舗ラケットメーカーです。生きる伝説フェデラーが使用しているので、テニスプレーヤーのみなさんは誰でもご存じだと思います!
1913年に創業した企業が前身で、もともと精肉後のスジや皮の再利用をすることを目的とした企業でした。やがてテニスラケットやシューズ、ガットなどさまざまな製品を販売するようになり、現在ではテニス界を代表するブランドのひとつとなっています。
ラケットは、ロングセラーの「プロスタッフ」シリーズから、最近では非常に扱いやすい「ウルトラ」シリーズまで、幅広いタイプがそろっています。テニスなどのラケットスポーツのほか、野球などのスポーツでも見かけますね。
トッププロでは、フェデラーとセレナ・ウィリアムズと、男女ともに生きる伝説が使用しています。そのほか、男子ではチチパスや錦織圭、女子ではハレプやクビトバと、名高いプレーヤーがこぞって契約しています。
ヘッド(HEAD)
ヘッドは、もともとスキーのメーカーとして、1950年にアメリカで誕生しました。その後1969年に、世界で初めてアルミ製のテニスラケット製造を開始するなど、以降テニスブランドとして着実に知名度を向上しています。
特に近年は、使用している多くのトッププロの人気度アップに伴い、ラケットも存在感を増しています。現在では、豊富なラケットのラインナップをそろえ、世界を代表するブランドのひとつです。
ジョコビッチやマレーのほか、A.ズベレフ、チリッチ、ガスケ、そして女子ではバーティやガウフ、シャラポワなど、さまざまなプレースタイルのプロが、さまざまなシリーズを使用しています。
バボラ(Babolat)
バボラは、フランスで生まれたブランドです。なんと1875年創業で、テニスラケットメーカーの中では最も古い歴史を誇っています。もともとは楽器の弦を手がけており、のちにガットメーカーとして人気を博します。
ラケットの販売を始めたのは1994年、意外と最近。ですが、長年積み上げてきた知見を活かし、今や知らない人はいないほどの大人気ブランドです。
なんと言ってもクレーキングことナダルが使用している「アエロ」シリーズが有名です!そのほか、万人受けする「ピュアドライブ」も含め、日本でも人気のラケットです。
特に上記の2シリーズは、あまりフェースが大きくなく、振り抜きがいいことが特徴です。そのため、ストロークでゲームを展開していくベースラインプレーヤーに人気があります。
ヨネックス(YONEX)
ヨネックスは、日本が世界に誇る国産ラケットメーカーです。戦後、新潟県で始まった事業が最初で、もともとバドミントンのラケット製造を行っていました。その後、1969年にアルミ製のテニスラケットの販売を開始し、現在ではガットなどその他のテニス用品でも人気を博しています。
もちろんラインナップは豊富ですが、共通する特徴として、スイートスポットが広いことが挙げられます。このため、打球点がラケットの中心から多少外れてもある程度の操作性があり、これを好むプレーヤーが多く存在します。そのためか、女子プレーヤーの利用が多いのも特徴のひとつです。
プロでは、以前から伊達公子やヒューイットなど、その時代を代表するプレーヤーが使用してきました。最近では、ワウリンカがラケットからシューズまで全身ヨネックスを身にまとっています。その他、男子ではシャポバロフやキリオス、女子ではケルバーやベンチッチがラケットを使用しています。
また、最近では大坂なおみが使用しているラケットとして、注目度を増しています!特に彼女が使用する「イー・ゾーン(EZONE)」は、品薄になるほどの人気シリーズです。
テニスウェアを中心に展開するブランド
ナイキ(NIKE)
現在最も知名度の高いテニスウェアとして挙げられるのが、ナイキではないでしょうか。と言うのも、トッププロの使用率が極端に高いんです!そして何と言っても、ナダルが独自シリーズを持っており、またフェデラーも少し前まで同様にシリーズを展開していましたし、現在もシューズはナイキです。
特徴として挙げられるのは、非常にシンプルなデザインです。最近では、錦織圭が契約したことで、シューズの人気度も高まっています。
少し前まで、特に日本では、ナイキのテニスウェアを扱うお店は少なかったでのすが、見かける機会が増えてきました。また、テニス以外にもスポーツウェアとして広く普及しているため、最近では比較的かんたんにウェアをそろえることができます。
加えて、大坂なおみがアディダスからナイキに変更していることもあり、日本でも人気が増しています!
アディダス(adidas)
ナイキとともにトッププロの使用が目立つウェアが、アディダスです。キャップからシューズまで、あらゆるテニス用品に展開しています。日本でも取扱うお店が多く、比較的購入しやすいのではないでしょうか。
あまり知られていないのですが、少し前まではラケットの製造販売も行っていました!アディダス好きのテニスプレーヤーにとってはたまらない環境でしたが、現在は製造を行っていないようです。
トッププロでは、男子のA.ズベレフやチチパス、女子ではケルバーやムグルッサが使用しています。少し前まではアディダスが覇権を取っていたイメージがありますが、現在は若干ナイキなどの他ブランドに押されている印象です。
ユニクロ(UNIQLO)
いま最も注目を集めているブランドのひとつが、ユニクロです!もともとはカジュアルな衣料品を手がけていましたが、錦織圭の契約で一気にテニス界の注目を集めました。
その後、ジョコビッチと契約することでさらに一層の注目を集め、そして現在はフェデラーが着用し、さらにまさにテニス界を代表するウェアブランドのひとつとして、浸透してきています。
また、2014年から車いすテニスツアーのタイトルスポンサーシップ契約を結んでおり、使用プレーヤーも増えています。日本を代表する国枝慎吾の他、世界ランキング1位の経験も持つゴードンも着用しています。
ラコステ(LACOSTE)
ラコステは、1933年にルネ・ラコステというフランスの元テニスプロが創業したメーカーです。ポロシャツで有名なラコステは、意外にもテニスウェアとして誕生しました。
当時のテニスプレーヤーは、現在のワイシャツのようなものを着用し、プレーしていました。より動きやすいウェアを作ろうとラコステ氏が生み出したものが、ポロというスポーツのウェアで使用されていたジャージ素材を採用した、ポロシャツです。
フランス発祥ということもあり、とてもシンプルでありながら品の高いデザイン性を特徴としています。最近では、ジョコビッチがユニクロの契約期間終了後、新たな契約先として選んだことで話題となったほか、フランス出身プレーヤーを中心に着用する人が増えています。
最近日本でも、スポーツ量販店などで見かける機会が多くなりました。また、上記の背景知識をおさえておけば、テニス中だけでなく普段着として利用することも、おしゃれですね!
その他のブランド
アシックス(asics)
言わずと知れた日本のシューズブランドです。戦後間もなく前身となる企業が創業して以来、スポーツシューズやスニーカーの製造を続けてきました。
アシックスは、日本のメーカーということもり、日本人の足の形に非常にフィットしていると言われています。筆者の私もそうですが、日本人は足が甲高幅広のため、なかなかアディダスやナイキのシューズが足の形に合わずに悩む、なんてことも。そういう方には、ずばりアシックスがおすすめです!
ここでアシックスを紹介したのは、日本発だからという理由だけではありません。なぜなら、トッププロの着用率も高いんです!現在ウェアにラコステを着用しているジョコビッチも、シューズはアシックスです。
ほかにも、男子ではモンフィスやデミノーのように、フットワークやディフェンス力に定評があるプレーヤーを支えているのがアシックスです。女子ではコンタやバンダウェイ、ストーサーが着用しています。
フィラ(FILA)
最近また人気を吹き替えしてきたのがフィラです。特に女性向けのラインナップも豊富になり、話題となっています。1911年にイタリアでニット素材工場として誕生したのがきっかけで、1940年にはフィラとして展開を始めます。
1970年ごろ、それまで白一色だったテニスウェアに色を加えたデザインで人気を博し、それ以降テニスやゴルフを中心に展開しています。もちろん昔から有名なのですが、現在の女子トッププロを見ても、バーティやプリスコバといったトッププロが使用しており、日本でも比較的多くの場所で取扱いがあるため、人気のブランドとなっています。
現在では、ウェアのほかシューズもあるため、全身フィラでそろえることもできます!
トーナ(TOUNA)
ここら辺で、少し変わり種をご紹介します。テニス好きのみなさんならご存じかと思いますが、トーナはテニスグリップで有名なブランドです。
テニスラケットに使用するグリップテープは、大きくウェットタイプとドライタイプの2種類に分けることができますが、トーナグリップはドライグリップの代表格です。青っぽいグリップテープに、赤いテープがトレードマークです。
たくさんのプロが使用しています。ガスケがチェンジコート時に巻き替えているのが印象的です。
トーナ以外にも、テニスにはこうしたニッチなグッズのブランドがたくさんあります。たとえば、代表作にスーパースマッシュというガットがあるキルシュバウム、日本では同じグリップテープのキモニーが有名です。
こうしたニッチなブランドは、流通数は少ないものの、ウェアやリストバンドを販売していることもあるので、他の人とかぶりたくない方はおすすめです!一目置かれることも間違いなし。
BIG4の使用ブランド
最後に、ビッグ4の使用ブランド(2019年10月15日時点)をご紹介します!
ロジャー・フェデラー
ウェア:ユニクロ
ラケット:ウィルソン
シューズ:ナイキ
ラファエル・ナダル
ウェア:ナイキ
ラケット:バボラ
シューズ:ナイキ
アンディ・マレー
ウェア:カストーレ
ラケット:ヘッド
シューズ:ナイキ
ノバク・ジョコビッチ
ウェア:ラコステ
ラケット:ヘッド
シューズ:アシックス
いかがでしたでしょうか?自分にぴったりのブランドが見つかったでしょうか?まだまだご紹介しきれていないブランドがたくさんあるので、今後もこの記事は更新していきます!
(画像は各ウェブサイトより)