【試合で決まる】テニスのフォアハンドのドロップショットの打ち方とコツ

2023-05-02更新
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テニスの試合でポイントを決める方法はたくさんありますが、そのうちの一つにドロップショットがあります。今回は、パブリックテニス小倉の西村友貴コーチより、試合で使える、フォアハンドで打つドロップショットの打ち方とコツをご紹介します。

監修
西村友貴コーチ
パブリックテニス小倉
ジュニア時代、パブリック小倉所属として全国トップレベルで活躍し、全国優勝も経験。大学は関西強豪の同志社大学に進学し、22年ぶりの関西リーグ優勝、全日本王座第3位の一員に。パブリック小倉に入社後もアマチュア登録ながらプロと互角に渡り合い、全日本選手権等の国内ツアーで活躍。JTAランキング最高シングルス38位、ダブルス60位。

フォアハンドのドロップショットのコツ①:ボールを浮かさない

1つ目のポイントは、「ボールを浮かさないこと」です。

当然ながら、ドロップショットは相手がボールに追いつく時間が短いほど決まりやすいショットです。

ボールが浮いてしまうと、相手がボールに追いつく余裕を与えてしまうだけでなく、相手にとってはネット際から打てるチャンスボールとなる可能性があるため、ドロップショットが浮いてしまうと逆に自分が不利な状況を作り出してしまいます。

そのためボールは浮かさず、サービスボックスの半分より手前の長さに着地するくらいを目安に打ちましょう。

フォアハンドのドロップショットのコツ②:打つ前に構える

2つ目のポイントは、「打つ前に構えること」です。

これには、相手をだますという意味があります。つまり、打つ前にしっかり構えてストロークを打つ素振りをしておくことで、相手に次も長いボールが来ると思わせて、相手の意表を突きやすくするための作戦です。

ぐっと踏み込んで構え強打すると見せかけておいて、相手がそれに身構えたところでドロップショットを打つと、ポイントを取る確率を上げることができます。

フォアハンドのドロップショットのコツ③:上がってきたタイミングで打つ

3つ目のポイントは、「ボールが上がってきたタイミングで打つこと」です。

上がってきたタイミングとは、つまりボールの跳ね際、バウンド直後です。ボールがバウンドして落下してくるタイミングで打つと、間ができて相手にドロップショットを読まれてしまいます。

そのため、ボールが上がってきたタイミングで打つ方が相手は反応しづらく、ドロップショットが決まりやすくなります。

試合に活かそう!

フォアハンドのドロップショットは、フォアハンドが得意な人ほど決まりやすく、ストロークショットとドロップショットの緩急の差が大きいほど効果的なショットです。

また、ドロップショットで決められた相手にはフラストレーションを与えられることも多く、精神的にも優位に立つことができます。

単純なストロークの打ち合いではお互いミスもなくポイントがとれないレベルの対戦になると、幅広い戦術で戦うことが大切であり、ドロップショットのようにラリーのリズムを変えたり、相手の意表を突けるショットを持っていることは大きな武器になります。

ぜひフォアハンドのドロップショットを習得して、試合で活かしていきましょう!

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