テニスのサービスとレシーブを強化する練習メニュー3選~亜細亜大学の練習を熊坂プロが解説~

2021-11-12更新
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シングルスでもダブルスでも、試合はサービスかレシーブをすることからスタートします。これらはいわばポイントの入り口であり、ラリー中に比べてプレッシャーが大きくなる場面かもしれません。

しかし、ここですぐにミスをしてしまうようでは、相手に簡単にポイントを取らせてしまいます。

そこで今回は、サービス、レシーブ、レシーブの返球を強化すべく、インカレ室内ベスト4の戦績を持つ熊坂拓哉プロをお呼びして、亜細亜大学テニス部の練習メニューを3つご紹介します!

監修
熊坂拓哉プロ
フリー
山形県出身、亜細亜大学卒。関東学生テニストーナメント準優勝(2020)、全日本学生室内テニス選手権大会(インカレ室内)ベスト4(2020)の戦績を持つ。

亜細亜大学練習その①:サービス練習

まず一つ目の練習は、サービス練習、特にセカンドサービスの練習です。

意識すべきポイントはサービスの深さ(長さ)

サービスは深さ(長さ)が重要になるので、コースよりも深さ(長さ)を意識しましょう。深く(長く)打つことが、セカンドサーブからでもラリーを有利に進めるポイントになります。

サービスラインからラケット1本半くらいのところに的を並べて、それよりも深い(長い)ところに着地するようなサービスを狙いましょう。

練習時間の3分の1

熊坂プロによると、練習時間の3分の1はサービスとレシーブに充てているようです。普段練習をしていると、ラリーの中でのショットを意識しがちかもしれませんが、それはサーブが入ったまたはレシーブができた前提です。熊坂プロの練習時間の使い方からは、試合に勝つうえで、サービスとレシーブがどれだけ重要かがわかります。

亜細亜大学練習その②:200km/hレシーブ

二つ目の練習は、200km/hレシーブです。

コンパクトに振る

この練習では、ネット前から打たれたサーブをレシーブします。ボールからの距離が短くすることで体感スピードを速くし、ラケットの振りをコンパクトにするのが目的です。

球出しの人は、ラケットを短く持ち、ボールにアンダースピンをかけるようにラケットを上から下に振り下ろすようにしましょう。こうすることで、スピードを落とさず、良い位置に球出しすることができます。

またコースについて、動画ではだいたい同じところに続けて球出ししていました。まずはフォアかバックどちらかに絞って練習し、慣れてきたらコースをランダムにして球出ししても良いかもしれません。

ボールが当たらないように注意する

球出しの人の人は、レシーブのボールが当たらないように注意しましょう。

自分がネット前にいるのに加えて、それなりのスピードでレシーブが返ってきます。レシーブも速い球を必死に返球する中で、コントロールができていない球が返ってくる可能性もあるので、ボールから目を離さず1球1球球出しをするようにしてください。

亜細亜大学練習その③:2ボレー1ストローク

三つ目の練習は、2ボレー1ストロークです。

サービスを打った後の準備を早くする

この練習は、サービスを打ってリターンが返ってきたそのあとのボール、つまり3球目に強くなるための練習です。サービスを打った後の準備を早くして、素早く次に備えることを意識しましょう。

ストローク側はシングルスの位置からサービスの素振りをします。素振りが終わると同時に、2ボレーの片方は球出しをします。そこからのラリーは自由です。ストローク側は全面となりますが、甘いボールがあればどんどん前へ出てポイントを決めましょう。

体力作りにも役立つ

亜細亜大ではこの練習を、1回約2分、2~3セット行なうそうです。

2分は短いようで、このハードなメニューをこなすには十分な負荷がかかる時間の長さです。こうした高負荷の練習を繰り返すことは、体力づくりにもつながります。

まとめ:普段の練習に取り入れよう

地道な練習ゆえに見過ごしてしまいがちなサービス、リターン、そのあとの3球目ですが、これらはラリーが始まるための入り口であり、とても重要です。普段の練習ではラリーばかりしがち皆さんも、ぜひ練習メニューに取り入れて、更なるレベルアップをしていきましょう!

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