テニスの試合の勝率を上げる戦術とは?フォア逆クロスの有効な使い方などを関口プロが解説

2022-05-04 更新
2022-01-07 作成
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テニスの試合で勝ち上がるために、各ショットのスキルを上げる練習をする人は多いと思います。ラリーをして、単純なミスをしてくれる相手ならそれでも良いかもしれません。しかし、精度やスキルが同じくらいの対戦相手なら、戦術で差をつけることが大事になってきます。戦術とは、試合の組み立て方や、どうやってポイントを取るかということです。

今回は、関口周一プロより伝授いただいた、フォアの逆クロスを使った戦術をご紹介します。フォアの逆クロスを効果的に使うコツ、ポイントにつなげる動き方について、練習方法から実践的アドバイスまで、じっくり解説していきます。さらに一段階上のレベルを目指し、勝率を上げたい方には必見の内容です!

監修
関口周一プロ
Team REC所属
神奈川県出身。全日本選手権シングルス2016,17,18年 ベスト4の戦績を持つ国内屈指のオールラウンダー。

【準備編】外に逃げていくフォアの逆クロスを習得する

まずは、今回の戦術を実行するために必要なショットのスキルを身につけましょう。タイトルにもある通りフォアの逆クロスですが、外に逃げていくようなボールを打つ練習をしましょう。

強く打つ必要はありません。また、深く打つ必要もありません。外に逃げていくようなボールを打つだけで、十分相手を動かすことができるので、パワーやボールの長さは気にせず、ボールへの当て方を覚えていきましょう。

ポイント①:バウンド直後の打点で打つ

ボールは、バウンドして高く上がりきる前の打点で打ちましょう。

打点を落としてしまうと、ラケットがどうしても下から出てしまうのでボールが引っ掛かってしまいますが、ラケットを上にセットしておいて、ボールが弾んだ直後の打点で打てば、相手のボールの勢いも利用して打っていくことができます。こうすることで、戦術を仕掛けていく入り口となるボールを、力まず効果的に打てるはずです。

ポイント②:ラケットの面はそのまま前に出す

フォアの逆クロスは高い打点で打ちますが、ラケットの面はそのまま前に出すことを意識しましょう。

無理にスピンをかけようとワイパーのようにラケットを動かしたり、手元でこねたりせず、そのまま前に出しましょう。

ポイント③:自分の打ちやすいところを探す

安定して打てる打点は、やや個人差があります。自分がどのくらいの厚さでグリップを握っているかにもよるので、自分の打ちやすい打点は微調整しながら探しましょう。

また、このショットは、回り込みながら打つ時に有効なショットです(右から左に移動するエネルギーで、横回転がかかりやすいため)。効果的なシーンが少し限定的になるので、その判断も養いながら戦術を実行するための土台作りをしましょう。

【実践編】相手を下げてからフォアの逆クロスを打つ戦術

外に逃げていくフォアの逆クロスが習得できたら、次は実践編です。ラリーの中でどのようにこの戦術を使っていくか、展開を想定して練習しましょう。

1球目はあえて打点を落として、スピンをかけた山なりのボールを打ちます。このとき、深いボールで相手のバックハンド側に配球し、相手を下げることを意識しましょう。相手が苦し紛れに山なりのボールを返してきたら、2球目は少し前に入って、先ほどの逆クロスを打ってみましょう。

【応用編】フォアの逆クロスを打って前へ出てボレーで決める戦術

フォアの逆クロスを使うシーンが分かってきたら、最後はこの戦術を使ってポイントを決める練習までつなげていきましょう。動画では、前に出てボレーで決めるという展開を想定しています。

前に行くタイミングですが、フォアの逆クロスを打って良いボールが入り、相手の体勢が崩れたり、スライスを使うような素振りを確認してから前に行くのが理想です。というのも、相手がこのような動きをしていたら、スピンのパッシングショットや速いボールが返ってくることは考えにくいからです。

こちらが前に出るのを見て、相手は深く返そうとしてくるかもしれませんが、むしろボールの滞空時間が長くなる分、こちらが前に出る時間が増えるので、決して不利なことではありません。

最後は、相手のオープンコートを狙ってボレーでカットして、ポイントを決める、というのが今回の一連の戦術です。

前に出るタイミングを習得するために…

練習している中で、前に出るタイミングをうまくつかめない場合は、次のような練習法を試してみてください。

  1. バックの純クロスでスライスを打つ
  2. 相手もスライスで返してきたのを確認する
  3. 前に出てボレーでカットする

この展開で前に行く動き方は、今回ご紹介している戦術の動き方と似ているので、前に出るタイミングがつかめないという場合は、このように前に出る練習だけをする、などパートごとに分けて練習してみましょう。

戦術の引き出しを増やそう

動画内でもアドバイスがありましたが、今回ご紹介した展開は、あくまでも一つの戦術であり、すべてをこの通りにやる必要はないと、関口プロもおっしゃっていました。大切なのは、様々な戦術を持っていて、色々なことができるということです。

試合では様々なラリーが展開され、場面ごとに効果的なショットは変わります。また、戦術がワンパターンだと、相手に展開を読まれやすくなるので、戦術の引き出しを多く持っていることが勝率アップにつながります。

戦術の一つとして、今回のフォアの逆クロスを効果的に使っていきましょう!

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