【2023年最新】エルステ・バンク・オープン(ウィーン・オープン)のドロー表・放送日程
ATP500の大会であるエルステ・バンク・オープン(ウィーン・オープン)のドロー表、開催日程(大会スケジュール)と放送予定、開催地/会場、開催時期、サーフェス、獲得ポイント/賞金、歴代優勝者、そして名場面をご紹介します。
目次
エルステ・バンク・オープン2023のドロー表
エルステ・バンク・オープン2023の開催日程(大会スケジュール)と放送予定
ATP | 日本時間 |
放送予定(TV) |
放送予定(オンデマンド) |
---|---|---|---|
1R | 10月23日(月)21:00~ | --- | WOWOW |
1R | 10月24日(火)16:00~ | --- | WOWOW |
2R | 10月25日(水)21:00~ | --- | WOWOW |
3R | 10月26日(木)21:00~ | --- | WOWOW |
準々決勝 | 10月27日(金)21:00~ | --- | WOWOW |
準決勝 | 10月28日(土)21:00~ | --- | WOWOW |
決勝 | 10月29日(日)18:45~ | --- | WOWOW |
エルステ・バンク・オープンとは
エルステ・バンク・オープンは1974年から続いています。50年近い歴史があり、歴代チャンピオンにはビッグネームも並んでいます。開催地にちなんで「ウィーン・オープン」とも呼ばれます。大会名にもなっている冠スポンサーのエルステ・グループは、オーストリアに本店を置く銀行グループです。
以前はATP250でしたが、2015年にATP500のカテゴリーに格上げされました。同じ日程で行われるスイスインドアとともにシーズン最後のATP500の大会です。一年間積み上げてきたランキングを一つでも上げるため、また上位選手はATPファイナル出場をかけ、熾烈な争いが繰り広げられます。翌週にパリマスターズが控えていますし、一年間のランキングに大きく響く時期でもあるので、エルステ・バンク・オープンは重要な大会の一つと言えるでしょう。ただ、ここまでタフな日程をこなしてきた選手にとっては、体調の調整も厳しくなってくるようです。
この大会の特徴と言えば、ボールパーソンかもしれません。ボールを拾うときに素手ではなく、ラケット型の小さな網でボールを拾っているので、試合の合間にぜひ見てみてください!
開催地 | ウィーン(オーストリア) |
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会場 | ヴィーナー・シュタットハレ |
開催時期 | 10月第4週 |
サーフェス | ハード |
獲得ポイント | 500ポイント |
獲得賞金 | 総額2,409,835ユーロ(2023年) |
ドロー数 | シングルス:32ドロー、ダブルス:16ドロー |
冠スポンサー | エルステ・グループ |
公式サイト | https://www.erstebank-open.com/en/ |
エルステ・バンク・オープンの開催地/会場
ウィーン
国土面積が北海道とほぼ同じという小さな国・オーストリアですが、自然も歴史も文化も街並みも非常に魅力的。エルステ・バンク・オープンが開かれる首都・ウィーンは音楽の都と呼ばれます。 シューベルトなど偉大な作曲家がウィーンで誕生したり活躍したりし、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団などの交響楽団やウィーン少年少女合唱団といった世界的にも有名な音楽団体がたくさんあります。
また舞踏会の街でもあり、宮殿も多く、優雅なイメージです。「ウィーンの森」と言われる広大な森やドナウ川など、美しい自然もこの街の特徴です。
エルステ・バンク・オープンが開催される10月末のウィーンは冷え込むようです。気温も北海道と同じくらいと考えておくといいかもしれません。ただし、試合が行われるのは屋内コートなので、天候に左右されることなく安心して観戦できるでしょう。
ヴィーナー・シュタットハレ
エルステ・バンク・オープンの会場は「ヴィーナー・シュタットハレ」と呼ばれる所で、テニスの他にもプールやアイススケートリンクなどのスポーツ設備、多目的ホールなどが備わっている大きな施設です。コンサートや展示会、国際的なスポーツ大会など様々なイベントに利用され、年間100万人以上が訪れるヨーロッパでも屈指のイベントセンターです。
エルステ・バンク・オープンの際は、オーストリア最大の約16,000人を収容できる屋内アリーナがセンターコートとなります。
エルステ・バンク・オープンの開催時期
エルステ・バンク・オープンが開催されるのは、10月の最終週です。スイスインドアと同じスケジュールで開催されます。
エルステ・バンク・オープンのサーフェス
エルステ・バンク・オープンは、屋内ハードコートで行われます。ボールの打球音が響き渡るのも特徴のひとつです。
エルステ・バンク・オープンの獲得ポイント/獲得賞金
エルステ・バンク・オープンで、優勝者・準優勝者が獲得できるポイントと賞金をご紹介します。
ATP500
ATPツアーの中で、エルステ・バンク・オープンはATP500大会に含まれます。優勝者には500ポイント、準優勝者には300ポイントが付与されます。
また、2023年大会での賞金は、優勝者450,650ユーロ、準優勝者が242,480ユーロが予定されています。
なお、ATP500とは、男子プロテニス協会「ATP(Association of Tennis Professionals)」が運営する大会です。トップ選手が参加する主なATPツアーは「グランドスラム」「ATPファイナルズ」「マスターズ1000」「ATP500」「ATP250」とあり、その中のATP500は年間13大会行われます。
上位30位以内の選手(コミットメントプレーヤー)には、ATP500の13大会のうち4大会に出場義務があり、さらに全米オープン以降に行われる大会の中で少なくとも1大会に出場しなければなりません。全米オープン以降のATP500は、ジャパンオープンを含め4大会です。
エルステ・バンク・オープンのシングルス歴代優勝者
エルステ・バンク・オープンの過去10年の優勝者をご紹介します。
- 2022年-ダニール・メドベージェフ
- 2021年-アレクサンダー・ズべレフ
- 2020年-アンドレイ・ルブレフ
- 2019年-ドミニク・ティーム
- 2018年-ケビン・アンダーソン
- 2017年-リュカ・プイユ
- 2016年-アンディ・マレー
- 2015年-ダビド・フェレール
- 2014年-アンディ・マレー
- 2013年-トミー・ハース
エルステ・バンク・オープンの名場面
どんなに一流でも、選手にはいつか必ず引退の時がやってきます。オーストリアのユルゲン・メルツァーは、地元のエルステ・バンク・オープンを引退の場と決めました。その日は2021年10月27日。アレクサンダー・ズべレフと組んだダブルスで初戦敗退し、これが現役最後の試合となりました。
40歳のメルツァーは主にダブルスプレイヤーとして活躍してきましたが、シングルスでも成績を残しています。特にこのエルステ・バンク・オープンでは2009年・2010年とシングルスで2年連続優勝していますから、地元のテニスファンを喜ばせたことでしょう。
最高ランクはシングルスで8位、ダブルスで6位。この地で始まった約22年間の選手生活の中で、シングルスではジョコビッチに勝利したり5度のツアー優勝をしたり、ダブルスでは2度のグランドスラム優勝を果たしたりと素晴らしい成績を収めています。メルツァーの引退はオーストリアのテニスファンには残念でもあり、また今後の道が楽しみでもあるでしょう。
メルツァーが引退したこの年のエルステ・バンク・オープンでは、メルツァーのダブルスパートナーのズべレフがシングルスで優勝しました。ズべレフからのはなむけだったのかもしれませんね。