【テニス初心者必見】始める際の事前準備と基本的なボールの打ち方

2022-05-04更新
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監修
ゴンちゃん
テニスベア・アンバサダー
慶應義塾大学ではレギュラー2番手として、全日本学生テニス選手権大会や全日本大学対抗テニス王座決定試合で活躍。卒業後はYouTuberとして活躍し一躍有名に。2020年12月よりテニスベア・アンバサダーとしてテニスベアに参画。

今回はテニス初心者の方に向けて、テニスを始めるにあたり必要な準備、及び基本的なボールの打ち方についてお伝えします。

テニスに興味を持っていて、「テニスをやってみたいけど難しそう」「ボールをコートに入れられる気がしない」と不安を抱える方は多いかと思います。しかし、テニスは基本を身に付けることでラリーも続くようになります。また、テニスはシニア世代になっても生涯にわたって楽しむことができるスポーツです。是非、テニスを始める際の参考にしてみてください。

テニスに必要な道具をそろえる

まずはテニスに必要な道具をそろえましょう。テニスラケット、ボール、テニスシューズ、テニスウェアがそろえば、準備完了です。それぞれどこで調達することができるのかについてお伝えします。

テニスラケットはどこで買える?どんなラケットがおすすめ?

テニスラケットはデパート等で数千円のものが販売されていますが、テニスを始めるのであれば基本的に専門店で本格的なモデルを選びましょう。テニスラケットは新しいモデルで3万円前後が相場ですが、型落ちしたモデルであれば1万円~1万5千円で購入できます。

都内での代表的なテニスの専門店としては「ウィンザーラケットショップ」や「ヴィクトリア」等が挙げられますが、テニスショップは全国各地に存在します。Googleで「〇〇(地名)テニスショップ」等で検索してみましょう。

テニスラケットには初心者向けから競技者向けまで幅広いモデルが存在しますが、店員さんにも相談しながら自分に適したラケットを選びましょう。

テニスボールに違いはある?どこで買えばいい?

テニスボールには大きく分けて打球感が軽い「プレッシャーボール」と打球感が重い「ノンプレッシャーボール」の二種類です。実際の試合や普段の練習で使われるボールはプレッシャーボールが一般的であるため、テニス初心者が練習に使う際にもプレッシャーボールをおすすめします。

スーパー等に置いてある安いボールは耐久性が低く弾まないものが多いため、購入する際はヨネックスやダンロップ等のプレッシャーボールが望ましいです。気に入ったボールがあれば、オンラインでもまとめ買いをすることができます。

テニスシューズはどこで買える?どれを選べばいい?

テニスシューズに関しても、専門のテニスショップであれば商品ラインナップが充実しています。テニスシューズには人工芝やクレーコート等、全サーフェスに対応可能な「オールコート」の他に「オムニ(人工芝)・クレー」専用等多種多様です。

初心者の場合は1万円前後のオールコート対応のテニスシューズが無難と言えるでしょう。ご自身の足に合わないシューズを選ぶとケガをしてしまう可能性があるので、テニスシューズに関しても商品に詳しい店員さんに相談し、実際に履いてみて選ぶようにしてください。

テニスをするときの服装にルールはある?

テニスをする際には、「テニスウェア」が基本ですが、テニスシューズさえ履いていればテニスウェアに限らずトレーニングウェア、その他運動着でも問題ありません。テニスウェアも購入する場合はテニスショップがおすすめですが、安く抑えたい場合はユニクロ等、「スポーツウェア」とされるものを選びましょう。

ただし一部の施設や試合の規定によっては、襟付きのゲームシャツでなければいけなかったり、色が決められていたりと、ウェアに関する制限があるのでご注意ください。

テニスの基本ルール・マナーを覚える

次に、テニスを始めるにあたり、基本的なルールを覚えることが必要です。点数の数え方から専門用語等、細かい要素が多く一度に全てを覚えることは難しいため、少しずつ覚えましょう。

本記事ではテニスを始める際に最低限抑えるべきルール・マナーについてお伝えします。

ボールは1バウンド以内に打つ

テニスは1バウンド以内にボールを返球しなければなりません。2バウンド以上してからボールを打ち返しても失点です。そのため、自分のコートにボールが飛んできた際には素早く準備するように心掛けましょう。また、ノーバウンド(1バウンドする前)で返球した場合は有効です。

プレー中のコートには入らない

他人がプレーしている最中にコートへ入ってはいけません。プレーの邪魔になり、ボールが当たってしまう危険もあります。試合を行っている場合はプレーが途切れてしまい、選手にも迷惑をかけるため、コート内を移動する際には注意を払って素早く移動しましょう。

時間厳守

ご自身でコートを予約した際には、「時間になるまでコートに入らない」「時間になる前にコートを出る」ようにしてください。直前まで使用している人を困らせない、後に使用する人を困らせないためのマナーとして徹底しましょう。

その他、テニスの基本的なルール及びマナーに関してはテニスの基本ルールの各記事をご参照ください。

テニス初心者が抑えるべき基本的なショットと打ち方について

テニスでは威力や高さ、回転が異なるボールがテニスコート内で前後左右を飛び交います。状況に応じて丁寧に返球するために、4種類の基本的な打ち方をお伝えします。

ストローク

ストロークはボールを1バウンドで打ち返すショットで、プレー中に最も打つ機会が多いと言えるでしょう。ストロークはラケットを下から上の方向に振り切るイメージで打つことが基本です。

相手が打ったボールが右と左のどちらに飛んでくるかを早めに予測して準備するようにしてください。テニス初心者はまずボールをラケットの真ん中に当てられるように、力を入れすぎずゆっくり打つことでコートに入れることを考えましょう。

ボレー

ボレーは飛んできたボールをノーバウンドで相手コートに打ち返すショットです。バウンドする前に打ち返すことになるため、相手から時間的な余裕を奪い、相手コートの空いたスペースである「オープンコート」に返して試合の主導権を握ることができます。

ネットの近くでラケットを正面に構えて、ボールを手でキャッチするイメージで練習してみましょう。初心者の場合はとにかく相手コートへ返すためにラケットは振らず、「当てるだけ」で問題ありません。

スマッシュ

スマッシュは相手の打ち返したボールが高く、落ちてくるところを勢いよく叩き込むショットです。チャンスボールを確実に決めるための攻撃的なショットで、スマッシュの質を高めることでポイント獲得率も高まります。

打ち方のコツはボールの落下地点を予測して身体を横向きにして準備、最後までしっかりボールを見て打つことです。また、ラケットを振り下ろすのではなく、身体より高い位置でスイングを完了させることも意識してみましょう。

サーブ

サーブは試合開始時に自分でトスを上げてボールを打つショットである為、相手の影響を受けず自分のリズムで打つことができます。テニスの試合はレベルが上がると自分のサービスゲームをキープすることに必然性を求められるため、サーブの質は試合の勝敗結果にも大きく影響します。

安定したサーブを打つために、テニス初心者はまず「トスを安定させること」を意識してみましょう。サーブを打つ打点が安定することでショットの軌道も安定するため、ゆっくりボールを上げて、ラケットの真ん中でとらえられるようにしてください。トスを上げる際には手首を使ってボールに回転がかからないように注意が必要です。

テニス初心者におすすめの練習方法

これからテニスを始めて上達したい方は、いきなりプロのような美しいフォームから放たれる強烈なショットを目指すのではなく、まずはゆっくりボールを打ってコートに入れられるレベルを目指しましょう。

競技者や経験者であっても、思うように打てないことは多々あります。テニスを上達させるために、楽しさも感じつつ一歩一歩階段を登るような気持ちで取り組みましょう。

素振り

まずは素振りからスタートです。ラケットを実際に握り、ラケットの面にボールが当たるイメージを持って、リラックスしながらゆっくり振ってみましょう。素振りの際に、「どのタイミング・打点でボールが当たると気持ちよく振りぬけるか」も確認してみてください。

素振りで最も気持ちよくラケットを振り切れる時の打点が、実際にボールを打つときの理想の打点です。また、運動から長期間離れていた場合は、ケガの予防のために、準備運動もしっかり行いましょう。

実際にボールを打つ

素振りでフォームや打点のチェックを行った後は、実際にボールを打ってみましょう。実際にボールを打つ場合と素振りでは状況も異なる為、思い通りに打つことは簡単ではありません。ただし、素振りで意識したことを実践できなければ素振りの意味もなくなります。

実際にボールを打つときにも、「素振りと同じように打つ」ことを意識してみてください。テニスボールはラケットの真ん中に当てることができればしっかり飛びます。力を入れすぎず、ゆっくりラケットを振ってコートに入れましょう。

実際にボールを打てる環境としてはレンタルコート、テニススクール等が一般的ですが、テニスベアで募集している練習会もおすすめです。初心者向けの練習会も多数開催されているため、積極的に活用してください。1人の場合は壁打ちでも練習可能です。

試合に出てみる

各ショットが安定し、ラリーもある程度続けることができるようになった場合、試合に参加してみることもおすすめします。試合に出て勝ちたい場合、ただ練習を続けているだけで結果を出すことは難しいです。

試合は緊張感や飛んでくるボール、あらゆる状況が練習とは異なります。実際の試合で勝つためには技術だけでなく戦略やメンタル面、経験も重要な要素です。練習だけでは磨くことが難しい要素であるため、実戦経験を積みましょう。

一般的なテニスの大会は、競技者レベルの人も参加するいわゆる「オープン」から、初心者向けに開催されていいるものまで、さまざまなレベルに分かれています。ご自身の良い腕試しになるレベルの大会に参加してみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回はテニス初心者が最初に用意する動画や覚えるべき基本ルール・マナー等について紹介しました。お気に入りのラケットを見つけて、さっそく始めてみましょう。基本となるショットと打ち方のコツに関しても是非参考にしてみてください。

テニスベアのブログではテニスの基本ルールや打ち方についてもコンテンツが豊富です。他の記事も読み、少しずつテニスへの理解を深めていきましょう。

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